稼ぐが全て Bリーグこそ最強のビジネスモデルである
出版社:あさ出版
著者:葦原一正
カテゴリー:スポーツビジネス
評価:★★★★★
目次
- 本書の概要
- 本書の感想
- 関連書籍など
本書の概要
本書の目次構成
- 第1章 「人材」ではなく「人財」が成否を握る【人財採用論】
- 第2章 DNAとなった川淵流リーダーシップ論【リーダー論】
- 第3章 サッカーを超える【事業戦略論】
- 第4章 ターゲットは「若者」と「女性」【マーケティング戦略論】
- 第5章 B.LEAGUE流!お金の稼ぎ方の本質【営業論】
- 第6章 すべてをかけた歴史的開幕戦の裏側【コンテンツ論】
- 第7章 B.LEAGUEの現在地、そして課題【ビジョン論】
本書の概要
もともと二つのトップリーグが日本にあったバスケットボール界。その構造は世界的に見ても歪で、是正を求められていた。
ついにその是正要求も本格的になり、国際大会への出場を阻まれるほどまでの段階まで来てしまった。重くみたバスケ界は、国内にトップリーグを一つにすることで動き出した。
それはどちらかに統廃合するというものではなく、全く新しいリーグを創設し、そのリーグへ既存のチームが参画するような流れで始まることとなる。
そのため、今までのどちらかのリーグの運営方法に準拠するのではなく、全く新しい方法の運営が求められた。
B.LEAGUE立ち上げから、開幕を迎えるまでの裏話や苦労、そして今後のバスケットボール界の明るい未来について記載されております。
スポーツビジネスに興味があったり、バスケ自体に興味のある方はぜひ読んでいただいて欲しい一冊です!
本書の感想
私自身、将来的にはサッカーのアナリストになりたいと思っています。が、しかし「バスケ…すげぇ面白そう」と思わせる一冊でした。
ちょうどこれを読んでいる時期にバスケチームの方のウェビナーを拝聴したこともあって、非常に面白そうな、挑戦したいと思わせるようなワクワク感をもらうことができました!
そういったこともあり、評価は満点の★五つです。
このB.LEAGUE、そもそもお金を稼げる体質でないと参入できないというルールがあります。
今ままでのスポーツは、極端な話、採算度外しで補助金を頼ったりしながら運営し、チームが強くなって、地域に貢献していくことで、お金を儲けるスタイルだったそうです。しかし、B.LEAGUEでは、そもそもお金を儲けないと地域新興などできないという視点に立っているそうです。
いやはや、今までのスポーツって確かにそうでしたよね。
あまりにも特別な存在でした。確かに選手の持つスター性などが重要な要素ではありますが、社会的に活動していく上では、どんな組織や個人もお金を儲けないといけないし、これはスポーツも当然同じ。
その前提を明確にして、リーグを運営し始める。スポーツだけ特別なんてことはないんです。
そういった意味で、当たり前の前提なんだけど、新しい。
だからこそバスケ、アツいな、と。
関連書籍など
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