書評『新版 考える技術・書く技術』著:バーバラ・ミント/ダイヤモンド社

考える技術・書く技術 ビジネス書

新版 考える技術・書く技術

出版社:ダイヤモンド社
著者:バーバラ・ミント
カテゴリー:ビジネス
評価:★

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考える技術・書く技術新版 問題解決力を伸ばすピラミッド原則 [ バーバラ・ミント ]

目次

  • 本書の概要
  • 本書の感想
  • 関連書籍など
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本書の概要

本書の目次構成

  • 第Ⅰ部 書く技術
    • 第1章 なぜピラミッド構造なのか
    • 第2章 ピラミッドの内部構造はどうなっているのか?
    • 第3章 ピラミッド構造はどうやって作るのか?
    • 第4章 導入部はどう構成すればいいのか?
    • 第5章 演繹法と帰納法はどう違うのか?
  • 第Ⅱ部 考える技術
    • 第6章 ロジックの順序に従う
    • 第7章 グループ内の考えを要約する
  • 第Ⅲ部 問題解決の技術
    • 第8章 問題を定義する
    • 第9章 問題分析を構造化する
  • 第Ⅳ部 表現の技術
    • 第10章 文書構成にピラミッドを反映させる
    • 第11章 文章表現にピラミッドを反映させる
  • 追補A 構造なき状況下での問題解決
  • 追補B 本書で述べた重要ポイントの一覧
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本書の概要

論理的思考の決定版「考える技術・書く技術」です。

本書は、至る所でよい評判を聞きます。かく云う私も、至る所でよい評判を吹聴しています。それくらいの良書です。星は5つです。

本書は、著者が「ピラミッド・プリンシプル(ピラミッドの原則)」という、プロの経営コンサルタント向けに出版した、わかりやすい報告書の書き方を記載した小冊子にルーツがあります。
著者がマッキンゼーで業務にあたる中、日々の小さな発見から本書を執筆するに至ります。それまでは、「自分の考えそのものをどう構成すればよいかを書いた書物は全くなかった」そうです。
そう考えると、先人たちの残してきた偉大なノウハウを活用するほか無いですね。

さて、本書はピラミッド構造が重要なポイントになります。このピラミッド構造を理解し、使いこなすことができれば、論理的思考をすることができたり、わかりやすい文章を書けるようになって、わかりやすい文書を作成することができる、と主張しています。

「考える技術・書く技術」の書評・感想~すばらしい3つのポイント~ | コタローノート
私たちはふだんから「書く」機会が多いです。 仕事で報告書を書くときからSNSに書き込むときまで、ほんとうに色々な場面で「書く」必要に迫られます。 そんなとき、「どのようやれば相手に自分の言いたいことがうまく伝えられるだろうか?」と悩んだ経験

↑この方のサイトがよくまとまっていました。
さすがWebライターですね。

そのほか、本書は「ビジネスライティング」の古典・名著と呼ばれるだけあって、幾多のサイトが解説してくれています。

なので、このサイトでは、いかに本書がよかったかを次の章で説明させていただきます。

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本書の感想

本書の感想です。
それは「あーもっと早く読めばよかった…」これです。

それもそのはず、本書は言わずと知れた名著です。私の所属会社の役員も本書を絶賛しており、社会人数年目の時、本書を読んでから飛躍的に能力が向上した気がする、とも言っていました。
そこまで言っていて、読まないわけにいかないですよね。

と言いましたが、私の周り…というか、一般的にそうだと思うんですが、こういうのって受動的に勧められたことってどうしてもやらないですよね。
極端な話「どうしたら仕事ができるようになりますか?」「本を読め」というやりとりがあったとしても言われた通り本を読む人って、その時点でごく少数なんですよね。
その割に年老いてから「勉強しておけば良かった」「もっと本を読めば良かった」って、どれだけ言われ尽くしているのか。少なくともこの反省って3世代は生かされていないですよね。生かせた人は当然より良くなれるって仕組みなのに、これも不当な格差として、今で言う「格差社会」の一部になっているような気がします。

そんな社会への不満は置いといて、おすすめされたので、きっちり読みました!

考える技術・書く技術
この写真からは見えませんが、アンダーラインと付箋でびっちりです!

何というか、本書の中で言われていることって、真新しいことではなくて、そう言われたら「正しい」という人が95%以上いるような主張の連続です。
そして、これらの主張を論理的にそれぞれ繋げていて、ロジカルに繋がっているからこそ、理解もしやすいです。またこれが本書の特徴の一つでもあります。
そして、この繋がりが、最終的にはアウトプットしていける形につながっているので、ふわっとした理解のまま終わらないのもよい点の一つです。

そして私が、本書を時間をかけてじっくり舐めるように読んで最後に感動が待っていました。
そうです、追補Bです。各章の箇条書きで重要ポイントをまとめて記載してくれているんです。こんな書籍初めてでした。こんなこと教科書でもなかなかやってくれないですよ。
時間をかけて読んでいたので、やはり最初の方に読んでいた部分は少し抜けていたりもしていたのですが、追補Bでしっかり要点を復習することができたので、読み返す際も非常に役に立ちました。

本書は、この本を通して、学ぼうとする全ての人のことを考えて設計されているように感じました。「なんとなく読んでみよー」と思って読むと、結構挫折するかもしれません。この理由は、結論としては「なんとなく」なのですが、頑張って言語化すると、きっと「まどろっこしい」からかもしれないです。

今までなんとなく仕事してきたけど、もう一段高いところに行きたい若手社会人などには力強くお勧めします!この内容は若いうちに理解して実践あるのみです!

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関連書籍など


考える技術・書く技術ワークブック(上) [ バーバラ・ミント ]


考える技術・書く技術ワークブック(下) [ バーバラ・ミント ]

合わせて読んで欲しい

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