【カタールワールドカップ2022】スペインvsコスタリカ 試合レビュー

スポーツアナリティクス

出場チーム、監督、応援されていたサポーターのみなさん、試合お疲れ様でした。
早速試合のレビューをしていきたいと思います。

試合結果概要

スコア:
スペイン 7ー0 コスタリカ

得点者:
11分:オルモ(スペイン)
21分:アセンシオ(スペイン)
31分:フェラン・トーレス(スペイン・PK)
53分:フェラン・トーレス(スペイン)
73分:ガビ(スペイン)
89分:ソレール(スペイン)
90+分:モラタ(スペイン)


特記事項:
スペインがコスタリカを圧倒。若手も躍動し、優勝候補に一気に躍り出る印象を残した。日本はスペイン戦までに突破を決定的にしないと怖い相手であることがはっきりした。

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試合詳細

前半

前半の立ち上がりは、スペインがボールをキープしてペースを掴んでいく。
スペインはコスタリカ選手の間々でボールを受けて、徐々にシュートでプレーを終えられるようになってくる。

前半11分、ゴール前の細かいパス回しから、うまいトラップで抜け出したオルモが、冷静にゴールに流し込む。スペインはペースを掴んでいただけに、しっかりゴールという形で最高の滑り出しとなった。
一方、立ち上がりは防戦だったコスタリカは我慢の時間を凌いで、というわけにはいかず、痛い時間に失点。出て行かざるを得なくなることで試合がどう動くか。

攻撃に転じたいコスタリカだが、スペインがボールを支配しており、スペインペースで試合が進んでいく。

ボールが奪えず後手に回るコスタリカ。前半21分、左サイドに大きく空いたスペースをスペインに使われ、簡単にクロスを許すと、アセンシオのボレーシュートで簡単に2点目を奪う。簡単な見えて抑えの効いた良いシュート。

前半28分。コスタリカはゴール前で細かくボールを回され、翻弄される。対応しきれず、出た足がファールを取られ、無情のPK判定。キッカーはフェラントーレス。落ち着いて沈めて3点目。

3点目を取られたコスタリカはフォーメーションを変更し、DFラインに5枚配置する形に。コスタリカが徐々にボールを保持できるようになり、少しずつスペインゴールに迫っていく。

スペインもボールを保持できれば、しっかりとボールを回し失わない。コスタリカに追わせて体力を削り、時にシュートまで繋げ、コスタリカゴールを脅かし続ける。コスタリカがボールを持ち前掛かりになれば、カウンターの隙を狙いコスタリカとしては苦しい前半となった。

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後半

3点差からスタートした後半。コスタリカは前からプレッシャーを与えスペインにボールを回させないようチャレンジ。しかしスペインは簡単にかわしてボールを回しチャンスを演出。

後半8分、スペインがサイドからコスタリカを崩す。パスでいとも簡単にDFラインを崩しフェラントーレスがシュート。一度ブロックされるも、こぼれ球を体を張って取り、自らシュートを打ってスペインが4点目。フェラントーレスは今日2点目となった。

フェラントーレスと交代してモラタが入る。スペインはパスを回して最後はモラタがシュートする形で攻撃を重ねる。
スペインは交代をうまく使い、主力を徐々に交代して温存を進めす。しかし、スペインのペースは変わらす。コスタリカがなかなか攻撃に回れない。

若い選手を中心に選手交代を行ってもなお、コスタリカに自由に攻撃させない。前掛かりになったコスタリカに対してスペインはカウンターを繰り出し、抜け出したモラタが中へセンタリング、ガビがアウトサイドのミドルシュートでゴラッソ。痺れる一発。

さらにスペインは後半44分にソレールが得点を重ね6点目。

8分の長いアディショナルタイムに、モラタにも得点が生まれる。もはやコスタリカには無慈悲なアディショナルタイムとなった。

後半もコスタリカはほとんど為す術なく、スペインが圧倒する試合となった。

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総括

大金星をあげた日本の次の対戦相手となるコスタリカは、前半で3失点と非常に苦しい試合展開となった。一方のスペインは前半で順調に得点を重ね、前半だけで3得点を上げ非常に楽な試合展開となった。
後半もスペインペースは変わらず、交代で若い選手を投入し、勢いを維持したままさらに得点を重ねた。

大量失点を招いた名手ナバスだが、どの失点もDFラインを崩された形で招いた失点であり、ナバスを責められないだろう。

コスタリカが無惨な敗戦を喫したといえ、日本は対戦相手となるコスタリカを楽観視できない。スペインが圧倒的すぎる。そういった意味も含めて、ドイツ戦の勝利は非常に有意義なものとなるだろう。

コスタリカは7失点での敗戦は、グループリーグを勝ち上がるために痛すぎる差となった。1点でも取ることができれば、勢いが違ってくるはずであったが。
しかしコスタリカが何もできなかったことは、コスタリカのストロングポイントも観測することが出来ず、日本にとっては少し不気味な形となった。
決してコスタリカが弱いわけではないので、ドイツに大金星をあげた日本は地に足をつけて、勝ち点を一つでも積み重ねられるようにできるといいですね!

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