書評:『OPTION B』【著:シェリル・サンドバーグ/日本経済新聞出版社】

ビジネス書

OPTION B

出版社:日本経済新聞出版
著者:シェリル・サンドバーグ/アダム・グラント
カテゴリー:ビジネス
評価:★★☆

目次

  • 本書の概要
  • 本書の感想
  • 関連書籍など

本書の概要

本書の目次構成

  • 1 もう一度息をつく
  • 2 部屋の中のゾウを追い出す
  • 3 友情のプラチナルール
  • 4 自分への思いやりと自身
  • 5 逆境をバネに成長する
  • 6 喜びをとり戻す
  • 7 ”レジリエント”な子どもを育てる
  • 8 一緒に強くなる
  • 9 仕事での失敗と学び
  • 10 もう一度、愛し笑う

本書の概要

以下、https://nikkeibook.nikkeibp.co.jp/item-detail/32159より引用

《人生の絶望から、立ち直る》
愛する夫の死から、すべては始まった


時に人生は苦難を与える。
心を打ち砕かれた彼女は、悲しみをどう乗り越えたか。
『LEAN IN』のシェリル・サンドバーグが自らの体験を赤裸々に語った感動作

「オプションB」とは、「次善の選択肢」のこと。
だれであれ、「バラ色」だけの人生はあり得ない。
「最良の選択肢(オプションA)」ではなく、オプションBを選ばざるを得なくなったとき
その逆境からどう回復すればよいのか。

夫を失ったシェリル・サンドバーグに、友人で著名心理学者のアダム・グラントが教えてくれたのは、人生を打ち砕く経験から回復するための、具体的なステップがあるということだった。

回復する力(レジリエンス)の量は、あらかじめ決まっているのではない。
レジリエンスは、自分で鍛えることができるのだ。

失恋、挫折、人間関係のこじれ、仕事の失敗、突然の病、そして愛する人の死――
人生の喪失や困難への向き合い方を、『LEAN IN』のシェリル・サンドバーグと『GIVE & TAKE』のアダム・グラントが自らの体験をもとに執筆。

本書の感想

本書は通勤時間を利用して読んだのですが、人目を憚らず目に涙を浮かべながら読了しました。
私は本書を読むまで少し勘違いしていたことがあります。なぜなのかはわからないですが…。それは、本書で取り扱われているような、感情的な逆境などではなくて、「〜に失敗してうまくいかなかった」「追い込まれた!こんな時どうすれば〜〜」的な逆境を勝手に想像してしまっていました。
そのため本書を読み始めて、冒頭、著者の最愛の人を亡くす叙述から始まります。
「あれ、思ってたのと違う…」と思いつつ読み始めた記憶があります。

しかし、読み進めると、どうでしょう。

個人的にも、結婚してまだ間もないことや、心臓に持病があることがわかり、手術入院の話をリアルタイムで進めているタイミングとちょうど噛み合ったため、悪いことを想像して遺される家族のことばかり考えてしまい、涙が止まらないような事態となってしまいました。

本書は別に御涙頂戴の内容ではないのですが、自分の境遇を重ね合わせてどうにも感情がおさまらなくなってしまいました。

本書で紹介されているような逆境にならないことが一番ではあるものの、人生ではどんな不幸や不運に巡り合うかわからないですよね。
私のように、先天的な心臓病が大人になってからわかることもあるし、突然交通事故に遭遇するかもしれません。
想像もしなかったような出来事の発生確率は低いですが、この地球上では途方もない数の試行回数が繰り返されていることを考えると、いつ何が起こるかわからないことは容易に想像がつくかと思います。

そうなっても最低限、自分が自分であるために。そんな一冊です。

関連書籍など

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