本記事では、私がこれまで出会った「仕事のできる人の特徴」を書いていきたいと思います。
みなさんのイメージする「仕事ができる」と一致したり・しなかったりかも知れませんが、読んでいただければ少なくとも納得はしていただけるかも知れません。
時間がない人向け 本記事のまとめ
私の出会った、仕事のできる人は「相手の視点に立って物事を遂行できる実績のある超絶有能マン」でした。それを要素分解してそれぞれ考えてみると以下のようなことが見えてきました。
- 相手の視点に立つことができる
- 何を求められているかなどが客観的に理解できている
- 常に意識することで少しずつ磨かれる
- 物事を遂行できる
- 目的を見失わない能力
- 当然実務遂行能力でもある
- 上記二点を実行して、実績を出している
- 実績がその人をさらに仕事をできるように拍車をかけることが多い
仕事ができるとはどういうことか
私の考える仕事のできる人は、相手の視点に立って物事を遂行できる人だと考えます。
上記は表面化しにくい定性的な考えだとすると、表面化しやすい定量的な指標としては、やはり組織内の地位に直結していると考えます。
表面化しにくい部分が欠如していたとしても、意思決定者に「ゴマスリ」していれば出世はしますよね?これは、仕事ができなくてもゴマスリ相手が何を欲しているかを考え抜いているからこそ出世しているわけです。そういう意味ではゴマスリだって重要なスキルですね。
ゴマスリを抽象化して一般化できると、ゴマスリ無能からどこでも通用する超絶有能マンに進化できるということです。
そんな人物になるためには
ではそんな「相手の視点に立って物事を遂行できる」超絶有能マンとはどんな人のことなのでしょうか。
要素を分解して考えていきましょう。
「相手の視点に立って」
まず一つ目の要素。「相手の視点に立って」
これは、私もずっと課題として考えていることです。相手の視点に立てているかどうかは、正解のフィードバックをもらえることが本当に少ないです。特に若いうちの立場が弱い間はそうです。立場が上になれば、職権として聞くことができますしね。
そういったこともあり、これについては常に自問自答しなながらトライしていくしかないと思います。営業職の人でビジネス戦闘力が高い人が多いのは、常にお客様のことを考えているからです。汎用性も高くフィードバックも契約など目に見えやすい形で表れやすいことも影響していると考えられます。
この「相手の視点に立って」については、常に想像し続けることに尽きると思います。
私の尊敬する経営者も「相手9:自分1」でも自分が多いくらい、と常々言っています。結局お金をいただいて仕事をする以上、相手を満足させてなんぼのもんですよね。
それを愚直に実行できるかどうかなのだと思います。私も精進するのみです。
お客様からお金を直接もらうような部署ではない場合、誰を仮想「お客様」と見立てれば良いか。単純です。それは上司です。上司にもきっと上司がいるはずです。何を上司の上司から言われているかを想像し、どのように仕事をするかを考えれば良いのです。
そうやって「相手の視点に立って」仕事をする、という訓練を積み重ねれば、いつでも実行可能になるのだと思います。
「物事を遂行できる」
物事を遂行できる人はどんな人でしょうか。
私は、目的を見失わずに必要なことを淡々と進められる人のことだと思います。
よくある落とし穴として、目的を考えすぎるあまり、手段に走ってしまう例です。私自身もよくこの罠にハマって、手段の目的化をしてしまうことがあります。
そういった罠を横目に、「これって目的はこうだったよな」と立ち止まって振り返られる人物に当たるのではないかと思います。
担当する案件などにのめり込むあまり、立ち止まって目的を振り返ることを忘れていることはよく起こり得ることです。そういった時に、「物事を遂行できる人」は口癖のように目的を振り替えさせてくれます。口癖にしているからこそ「物事を遂行できる」人物なのでしょうか。
目的を見失わないことに加え、やはり実務能力というものを重要です。極端な話、簡単なエクセルができないとなると、余程の他の能力がない限り年々立場が弱くなっていくものです。
会議のスケジュールや段取り、そういったことは一通りできた方が良いです。その上で、目的を見失わないことが重要です。
この二つの要素はどちらも、日頃から意識することで日常の中で簡単に訓練していくことができるはずです。生まれ持った才能で決まることはないと思います。
「超絶有能マン」
皆さんは、超絶有能な人が仕事で大きな結果を出すと思いますか?
私は思いません。
屁理屈みたいで大変申し訳ないですが、私の答えは
超絶有能な人が仕事で大きな結果を出すのではなく、仕事で大きな結果を出した人が超絶有能
です。
そして大きな結果とは決して「史上最年少昇進」だとか「創設以来初の大型案件」である必要はなく、小さな結果の積み重ねで良いと思っています。
「相手の視点に立って」を試行錯誤できている時点で、継続してトライし続けていることも踏まえると、小さな積み重ねの上になるべくして「たまたま」大きな成果が生み出されていることが多いように感じます。
つまり、小さな積み重ねを継続できることが最も大事な「超絶有能マン」に近づく要素なのだと思います。
要素がわかったところで・・・?
ここまでで、仕事ができる人を「相手の視点に立って物事を遂行できる」超絶有能マンとして、要素分解し理解を進めてきました。
要素がわかったのですから、その要素を磨けば良いのです。
「相手の視点に立って」
こちらは、とにかく一緒に仕事していえる人のことを想像しましょう。「こんなスケジュールで今日は動いているから、決済を取るにはこのタイミングで連絡を入れよう」「これをして欲しいとは言っていたけど、この業務は最終的に〇〇をしたいはずだから、これも添えてみよう」などです。
常にこう言ったことを意識して普段の業務にあたってみれば、変わるはずです。私も絶賛実践中です。
「物事を遂行できる」
こちらは、まず口癖を「これの目的ってなんだっけ」とすれば良いでしょう。行き詰まった時に思い出すようにしましょう。目的を振り返ることで、目的に対する疑問点なども出てきたりして、よりクリティカルなイシューを解決しうる目的に辿り着けるかもれません。
よりクリティカルなイシューを解決できれば、「物事を遂行できる」人物であることは間違いないですし、より信頼される人物にもなれるはずです。
また、これは日々の実務能力も大事です。小さなことでいえば、経費申請書などそういったものからちゃんとできるような人になることが大事です。
「超絶有能マン」
これは、上記二つをこなしていくうちに、結果として表れます。
そのため、人によりけりですが時間のかかる部分であることを忘れないようにしましょう。まだ結果として出ないのであれば、上記が積み上がりきっていないのかもしれません。
もしくはダウントレンドの業界であれば、結果として表れるのは難しいかもしれないことを頭に入れておきましょう。
まとめ
私のこれまで出会った仕事のできる人は以下のような要素を持っていました。
- 相手の視点に立つことができる
- 物事を遂行できる
- 上記二点を実行して、実績を出している
私も頑張っていきますので、皆さんも一緒に頑張っていけると嬉しいです!
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