皆さんこんにちは。
データサイエンティストといえば、「分析」「統計学」「機械学習」「ディープラーニング」などなど、華やかな言葉が並びがちですが、実務は泥臭いものが多かったりするのが現実です。
それに限らず、知っておくべき範囲が広いことも特徴の一つです。今回はその広い範囲に一つのアプローチとなる書籍を6冊紹介したいと思います。
『データ可視化の人類史』著者:マイケル・フレンドリー
今でこそ、「BIツール」などが発達してきたが、データを可視化するということの苦労や歴史を知ることができます。
簡単に可視化することができるようになりましたが、その発達の歴史を知ることができるので、より有用な使い方を身につけることができると思います。
あくまで本書は『人類史』に関する書籍となります。人類史について、『データ可視化』という切り口から論じた書籍になります。
データサイエンティストの日頃の勉強の箸休めとして、非常におすすめの1冊となります。
『実践的データ基盤への処方箋』著者:ゆずたそ
本書はデータ基盤に関する書籍です。データベースなどは、データサイエンティストが日頃の業務でデータ抽出などを行うかと思いますが、設計する際にどう考えるべきか、組織としてどのような活用が考えられるか、そういった内容に言及している書籍になります。
また、処方箋ともあるように、すでに出来上がっているデータ基盤へのアプローチも記載されていたり、自分のデータ基盤と照らし合わせてちょっとドキッとするような事例も紹介されているので、ぜひ手に取って読んでみるといいと思います。
『デジタルアイデンティティー』著者:崎村夏彦
本書は、デジタル上での個人にフォーカスした書籍になります。ちょっとわかりやすく表現すると、その大半はセキュリティに関連してきます。
どのようにして「認証」「認可」などするか、その技術的な理論や国際的なガイドラインなどが紹介されております。
私の所属する会社の技術責任者も、本書について絶賛しておりました。それもあって私も読んでみようと思ったところです。ただし、本書の内容を完全に理解しようとするとなかなか難しいかも知れません。要点を掻い摘んで、重要な点を理解するのが、最適かと思います。
箸休めの周辺知識の習得に興味がありましたら、おすすめの1冊です。
『ビジネス・エコノミクス』著者:伊藤元重
本書は最近新しい版に変わった書籍になります。『ビジネス・エコノミクス』とあるように、ビジネス×経済学の視点から切り込んでいきます。
データサイエンティストにはビジネス観点からの能力も少なからず要求されます。ビジネスマンにも当然同じように要求されますが、「データサイエンティスト」という肩書きは、必ず一般的なビジネスマンより高いものを要求されるでしょう。(経験的に)
それに加えて、経済学の観点もエッセンスとして加えて、本書では効率的に学ぶことができるでしょう。個人的に強くおすすめいたします。
『専門家以外のための決算書&ファイナンスの教科書』著者:西山茂
データサイエンティストは経験年数も増えて、高度な分析をするようになると、経営の意思決定に関わるような分析をするようになることが想定されます。
その時に会計のことは全くわからないというのでは話になりませんよね。経験や役職で積み重ねていく部分でもあるかと思いますが、書籍で理解できるのであればそれに越したことはないですよね。
そんな方におすすめの1冊です。非常に理解しやすい書籍になっております。
『シン・ニホン』著者:安宅和人
データサイエンティストを牽引するデータサイエンティスト協会のスキル定義委員の委員長が考えるこれからのニホンの姿を描いた書籍になります。
本書は世間的にも話題になった1冊ですので、しっかり押さえておいて損のない1冊です。それだけでなくニホンのデータサイエンティストを引っ張る方が、どんな未来を描いているのかを知ることができるので、現役にデータサイエンティストのみならず、これからデータサイエンティストを目指す全ての人が必ず読んだほうが良い1冊となっています。
絶対におすすめの1冊です。
まとめ
以上となります。いかがだったでしょうか。
データサイエンティストは、常に勉強して新しい技術などをキャッチアップしていかないといけませんが、技術面だけでなく教養面も疎かにしたくない人にはぴったりだったのではないでしょうか。
もし気になる1冊がありましたら、ぜひ購入してみてください!
コメント