インプット大全
出版社:サンクチュアリ出版
著者:樺沢紫苑
カテゴリー:自己啓発
評価:★★★★★
目次
- 本書の概要
- 本書の感想
- 関連書籍など
本書の概要
本書の目次構成
- CHAPTER1 インプットの基本法則
- CHAPTER2 科学的に記憶に残る本の読み方
- CHAPTER3 学びの理解が深まる話の聞き方
- CHAPTER4 すべてを自己成長に変えるものの見方
- CHAPTER5 最短で最大効率のインターネット活用術
- CHAPTER6 あらゆる能力を引き出す最強の学び
- CHAPTER7 インプット力を飛躍させる方法〈応用編〉
本書の概要
本書は、樺沢紫苑さん著『アウトプット大全』の続編として出版されました。
インプット:アウトプットを3:7でやっていくのが黄金比だと主張している筆者が、『アウトプット大全』でその7割のアウトプットをどうやっていくか、どうやって質をあげていくかなどを書かれました。
本書では、残りの3割のインプットも同じくらい重要ということで記されました。
さて、本書の構成は『アウトプット大全』と同様、具体的な方法を80個掲載しており、どのページから読んでも理解できて、そして実践できる構成となっております。これらの80個の実践を全てやる必要はなく、『アウトプット大全』と同様に、まず始められるところからスタートしていくと非常に取り組みやすいのではないかなと思います。
本書は、ほとんどのページで見開きの構成になっており、視覚的にそのページでの内容を訴えて、図やわかりやすい文章で、本書で紹介している具体的なインプットの方法論を開設してくれています。
そのため、非常に理解しやすい上に、読んでいて嫌にならないです。変に上から目線でもなければ、説教っぽくもなく、わかりやすい例で語りかけてくるイメージです。
本書の感想
樺沢紫苑さんの『アウトプット大全』に続き、本書も非常に読みやすくまた理解もしやすい一冊でした。非常に学びの多かったです。
本書は『アウトプット大全』より後に刊行されたのですが、本の中身などがさらに洗練されて、さらに見やすい工夫がされていたり、色使いや配置がされている印象でした。ただでさえ多くのアウトプットをしていて、すでにスキル的には天井にいそうな気がしていましたが、さらにレベルアップ・スキルアップしているように感じました。
本書と『アウトプット大全』をほぼ同時に、一気に読みきったのですがそれぞれで関連性もあり、非常に理解しやすかったです。
やはり「インプット」と「アウトプット」はセットで行うことで、より深い理解も得られますしそこから洞察を生むことができると思います。二冊通して素晴らしいと感じました。
さて、本書もやはり、「お医者さんの本」ということもあり、科学的知見に基づいた効果的なインプット方法が記載されていて、非常に勉強になります。
ただ、私自身は効率的なインプットも重要だと思いますが、インプットする試行回数を増やす方が最も効率的だと思います。
長期的に見れば試行回数を増やし、長い期間継続的に行う方が、より遠くの、そしてより高い景色にたどり着けるような気がしています。
なぜなら、スポーツや勉強などいずれの分野でも小さい頃から効率など意識してきたでしょうか。いずれの分野でも高い領域にいける人は、その分野の能力の高める方法をいろいろと試行錯誤して、”本人にあった”効率的な方法にたどり着いている気がします。要するに「俺にはこの方法が合ったから、試してみて」というのが本書も含めた多くのノウハウ本の理解です。
いろんな方法を試す意味での試行回数と、その方法をより効率的にするための試行回数の2種類で、試行回数を高めて、効率的なインプットにたどり着く。これが理想的なように思います。
本書の感想から飛躍してしまいましたが、『アウトプット大全』同様、インプットの方法論に限らず、モチベーションまで非常に高めてくれる本書をぜひ皆さんにも読んでいただきたいです。
関連書籍など
【樺沢紫苑さんの書籍】
- 学びを結果に変えるアウトプット大全 (サンクチュアリ出版)
- 今日がもっと楽しくなる行動最適化大全 ベストタイムにベストルーティンで常に「最高の1日」を作り出す
- 精神科医が教える ストレスフリー超大全――人生のあらゆる「悩み・不安・疲れ」をなくすためのリスト
- ブレイン メンタル 強化大全
合わせて読んで欲しい
【人気記事ランキング】
【新着記事】
コメント