ネット興亡記 敗れざる者たち
出版社:日本経済新聞出版社
著者:杉本貴司
カテゴリー:ノンフィクション
評価:★★★★★
ネット興亡記 敗れざる者たち (日本経済新聞出版)
目次
- 本書の概要
- 本書の感想
- 関連書籍など
ネット興亡記 敗れざる者たち (日本経済新聞出版)
本書の概要
本書の目次構成
- 第1章 「いつか全員黙らせたくて」ーー藤田晋、若き日の屈辱
- 第2章 インターネットをもたらした男ーー知られざる霞ヶ関との苦闘
- 第3章 iモード戦記ーーサラリーマンたちのモバイル革命
- 第4章 巨人ヤフーと若き革命児たちの物語
- 第5章 語られなかった楽天誕生秘話
- 第6章 アマゾン日本上陸
- 第7章 ギークとスーツーー堀江貴文と仲間達
- 第8章 ライブドア、迫る破滅の足音
- 第9章 元祖SNS・ミクシィに立ちはだかった黒船
- 第10章 逆襲のLINEーー敗者がつないだ物語
- 第11章 メルカリ創業者の長い旅
- 第12章 ネバー・ギブアップーー敗れざる者たち
ネット興亡記 敗れざる者たち (日本経済新聞出版)
本書の概要
本書は、インターネット黎明期を駆け抜けた若者たちのノンフィクション・オムニバスです。また、本書の内容は基本的に日本経済新聞の連載シリーズで掲載されたものをベースに編纂されております。その日本経済新聞での連載は、第一部、第二部、そして外伝という形で連載された大人シリーズです。
私も本シリーズが連載されているリアルタイムで楽しみに読んでおりました。毎週毎週、通勤中に熱中して読みました。
本書の概要を掻い摘んでお伝えするのはオムニバスのため難しいのですが、「ホリエモン」「サイバーエージェント」「楽天」など、インターネット黎明期に一気に世に名を轟かせていった会社やその代表者などの、あまり語られていない秘話が紹介されております。
そして本書は、インターネット黎明期に名を馳せた若者のサクセスストーリーというよりは、苦労や苦悩、そして人間臭い物語です。そしてそれぞれの登場人物のアツい想いとそれを実現せんとする努力の数々。
何者かになりたい若者にはうってつけの、一冊になっております。
ネット興亡記 敗れざる者たち (日本経済新聞出版)
本書の感想
本書の感想は「アツい」これに尽きます。
私は、概要でもお伝えした通り、日経新聞に連載している段階から本書の内容を読んでおりました。それが書籍化するとのことで、読まないはずもなく、即刻購入して読み漁りました。
本書の元となった連載をリアルタイムで読んでいるとき、私は現在の所属企業に転職して間もない時期だったことそして、転職先が生まれて間もないベンチャー企業だったこともあり、非常にモチベートされました。
こうやって、半生を取り上げられて成功を掴んでいるような方々ですが、やはりスタートは何者でもないただの「若者」。そんな若者たちが立ち上げた事業などが時代の波にも乗って成長し、本人の成熟にも追いつかないスピードで駆け上がり…自分を見失ったり、苦悩したり。
ちょっと斜に構えた人たちなのかと思っていましたが、そんな頃もなく、「何者かになりたい若者」が必死に掴もうと努力する姿が描かれています。
そんな若者がいっぱい掲載されております。
自分の当時の状況(ベンチャー企業に転職したばっかり)と重ね合わせて、自分の努力して何かを掴み取りたいと強く思うようになりました。
「転職したから、変わろう」というよりは、「転職して、この物語を読んだから、もっと努力しなきゃ」と思うようになったと言っても過言ではありません。
そこからは、まずは本を読み、先人の知恵を余すことなく吸収してみようと思い、本を読む習慣をつけました。また、時間を見つけてはデータサイエンティストとしての能力を高めるような積み重ねをしてきました。
このようにして、積み重ねのきっかけを作ってくれた本書、これからもっと成長して「何者かになりたい」「もっと高いところに行きたい」という方にはおすすめです。
ぜひ手に取って読んでみてください!
ネット興亡記 敗れざる者たち (日本経済新聞出版)
関連書籍など
合わせて読んで欲しい
ネット興亡記 敗れざる者たち (日本経済新聞出版)
【人気記事ランキング】
【新着記事】
コメント