【未経験からデータサイエンティストへ】データサイエンティストを志す人に必要な3つの覚悟

コラム

本サイトを訪れていただきありがとうございます。本記事では、未経験からデータサイエンティストになった筆者が、同じような志を持つ方に向けて作成した記事になります。

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私自身は、データサイエンティストを志し、転職活動をした時期に、ちょうど立ち上げ間もないベンチャー企業に未経験のデータサイエンティスト職として、運よく雇用されました。
本記事では、「どうしたらデータサイエンティストになれるか」ということは書いていません。データサイエンティストを本気で目指す人が持っていないと挫折する「3つの覚悟」について解説してまいります。

1つ目の覚悟

一つ目の覚悟は、「学び続ける覚悟」です。

データサイエンティストに関する様々なサイトでも言われているものです。データサイエンティストははっきりとした定義がないのが現状です。そのため、その場その場で求められる能力も絶えず変化します。「前の案件では能力をいかんなく発揮できたけど、今回はちょっとできることのギャップがあるな…」と感じることもあるでしょう。そういった場合に、最低限求められている以上の仕事をする上で自らの知識や技能のアップデートをする必要があります。

また、データサイエンティストは、「ここまで達すれば一人前」ということはないのです。ただし、ある程度の線引きを作ろうと奮闘してくれているのが「データサイエンティスト協会スキル定義委員会」です。当委員会では、以下のような活動などを行なっています。

引用:http://www.datascientist.or.jp/files/news/2014-12-10.pdf より

細かいスキルセットも定義しており、目指すレベルの指標となるスキルセットを安宅和人さん率いるスキル定義委員、業界トップレベルのデータサイエンティストの皆さんが定義してくれています。

さらに、データサイエンスが取り扱う分野というのは、最新の最新です。そのため「Googleが新しい学習済みモデルを発表した」だとか「AWSの新しいサービスがリリースされた」、「ライブラリのバージョンアップがあってコンフリクト起こし始めた」など、データサイエンティストになる前の私にはチンプンカンプンでした。
日々アップデートされる最新技術についていくことが、データサイエンティストを名乗る以上ずっと必要になります。

以上より「学び続ける覚悟」が必要になります。

2つ目の覚悟

二つ目の覚悟は、「泥臭くなる覚悟」です。

私は、データサイエンティストとなる前に抱いていたデータサイエンティストのイメージは、「データを駆使してスマートに課題を解決するスーパービジネスマン」でした。理想であることには間違い無いですが、この部分だけを想像しているのは大きな間違いです。

データサイエンティストの主な業務の8割は前処理だと言われています。この「前処理」とは、泥臭くデータをきれいにしていく作業と捉えていただいて構いません。「理論的にはこの数値が一致するはずなのに、どうにも数が合わない」と言った場合には、データの不整合などを起こしている場合があり、それを確認するために「ビッグデータ」の生のデータを目で見て確認したります。本当に途方もない作業です。

要するに、おそらくデータサイエンティストに憧れて本ページに辿り着いたあなたの持つイメージとはかけ離れている可能性があるということです。
華やかな部分だけでなく、「泥臭く」データと向き合う覚悟が必要になります。

3つ目の覚悟

三つ目の覚悟は、「給料が下がる覚悟」です。

これは当然っちゃ当然。
「データサイエンティスト」として経験のないあなたにいくら払えますか?という話です。クライアントからお金をもらえない以上、お給料が高くならないのは当然です。

データサイエンティストの平均年収では、非常に高額な平均年収が記載されているページも多く見受けられ、海外に目を向けると日本の2倍以上の金額だったりしますよね。
名乗るだけなら今日からあなたも「データサイエンティスト」です。しかし、クライアントから「データサインティスト」としてお仕事をいただくことは、誰でもできるわけではありません。当然、実績やバックグラウンドと受注金額などが合致して初めて「依頼」をいただきます。その次に仕事を完遂させ、その報酬をいただきます。未経験の人材に対する報酬が、調べて出てくるような平均額に届くはずがありません。それを覚悟しましょう。

とは言え、ずっと低いままなことはないと個人的には断言します。なぜなら私も同じデータサイエンティスト。希望を持ってこの業界に、裸一貫、飛び込みましたから。

まとめ

一つ目 → 「学び続ける覚悟

二つ目 → 「泥臭くなる覚悟

三つ目 → 「給料が下がる覚悟

以上、3つの覚悟が必要だと説教を垂らしてしまいました。

個人的には、これらの覚悟を持つことが「スキル云々より、何よりも大事」だと考えています。これらの覚悟を持ってから、「プログラミング」でも「統計学」でもなんでもやったほうがいいと思います。

大丈夫、できます。
だってあなたは「学び続ける」ことも「泥臭くなる」ことも、覚悟を持っていますから。

その覚悟があるなら大丈夫。スタートラインを超えて大きな一歩を踏み出しています。



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