今回は、未経験からデータサイエンティストに転職できた体験談をお話しします。それに加えて、データサイエンティストに転職した際に調べて当たった様々な情報もお伝えします。
データサイエンティストを目指している【あなた】にぜひ最後まで読んでいただけると嬉しいです。
時間がない人に向けたまとめ
本記事のまとめは以下のようなものになります。
未経験からデータサイエンティストに転職するにあたって・・・
- 絶対に必要なのは覚悟と行動力
- 採用には、さまざま要件があるが、未経験が故に学歴を見られることも多い
- 良いお手本を見つけて、真似しましょう
詳しい内容は続きをご覧ください。
絶対に必要なこと
未経験からデータサイエンティストに転職を成功させるために絶対に必要なことは、行動することです。
転職に備えてポートフォリオを作成することもそうですし、転職するために未経験での採用のある会社にバンバン応募してみることもそうです。「当たり前やんけ」と思うかもしれないですが、それができない人も当然います。
加えて、実際に転職に踏み切れるかどうかも行動の一つです。一つ一つデータサイエンティストに向けて歩みを進めること、進めるほどにその一歩一歩は重いものになってくると思います。
なぜなら今の生活が大きく変わることが予想されるからです。それでも行動を続ける。意外に難しいものです。
これからの生活が変わり、データサイエンティストに向けて重い一歩を積み重ね続けた先にデータサイエンティストに私はなれたと考えています。この部分が少しハードルだと思いますが、これを越えればきっと明るい未来が待っていると思いますし、私もそうあってくれないと露頭に迷ってしまいます笑
私の未経験転職体験談
私の転職経験談を記します。
転職前
私はデータサイエンティストに転職するまで、事務系の総合職で新卒採用された団体(企業ではなく)で働いておりました。転職した年齢は、25歳〜26歳くらいでした。それまでの主な経験で面接話した内容は以下の通りです。
- 管理系部署 2年
- 資産管理
- 研修企画運営
- 総会準備
- 海外研修
- 国際警部署 1年
- 英語によるメール電話会議
- 国際会議の来賓アテンド
- 書類の翻訳
上記のような経歴を自己PRしました。
ご覧の通り、データサイエンスなどに関する経験は全くありませんでした。転職を決意した当初は、何も考えず、未経験採用をしてくれる会社に手当たり次第応募しました。
アピールした点は、仕事をやり切れる忍耐力や度胸の部分を積極的にアピールしました。度胸の部分は若かったのもあるので、30歳前後くらいになってくると厳しかったかもなと思っています。
また、職歴より前の学歴について触れておかないと参考にならないと思いますので紹介しておくと、私は旧帝国大学を現役で合格し、ストレートで卒業しています。その点では若手を採用する際の「ポテンシャル」は非常に評価してくれたと思います。
とは言え、現在の会社では、正直聞いたことのない大学名の人もいます。が、それは少数でいわゆる難関大学(それも最難関大学レベル)の人も多く在籍しています。これは現在の会社の採用方針もありますのでなんとも言えませんが、決して学歴が輝いていなくても勝負することはできるかと思いますが、ポテンシャル採用が大半の未経験採用ではやはり学歴による判断は避けられないのだろうと思います。
これはどうにもし難い問題でもありますが、データサイエンティストに有用な「統計検定2級」以上の取得や、IPAの「基本情報」や「応用情報」などの取得も有効かもしれません。実務レベルの証明にはなりにくいですが、「データサイエンティスト検定リテラシーレベル」の取得も情報感度の視点から無駄ではないかもしれないです。
データサイエンティスト検定取得の記事はこちらからどうぞ
面接にて
こちらでは、面接時に特に印象に残っている内容について記載します。面接から数年経ってしまっていますが、それでも印象に残っていて書き残せるレベルの内容です。参考になれれば嬉しいです。
直接的に以下を質問されてはいませんが、
- 好奇心はあるか
- 忍耐力はあるか
- 生涯学び続ける覚悟があるか
- 行動力はあるか
こういったことが聞かれたました。データサイエンティスト的視点ではないですが、会社の状況に即した質問もあり、その質問に対する回答も良かったかもしれません。
これらの質問に対して一つずつどういった背景から質問しているかを考えますと以下の通りです。
- 好奇心
- 最新の技術の移り変わりに対して、自ら積極的に吸収することができるか
- 忍耐力
- 未経験採用では、どうしても給料が低くなりがち。それでも数年耐えて飛躍することをイメージできるかどうか
- 生涯学ぶ
- ベーシックはあれど、最新は常に更新され続けている。それを追い続けられるか。
- 行動力
- データサイエンティストは最終的にビジネスに繋げなければ意味がない。ビジネスには行動力がまず必要。未経験でもできることは行動なのでこれができるか。
上記のようなイメージです。面接でも聞かれましたし、今でも強く印象に残っていますし、今でも意識しながらこうやって時々言葉にして忘れないようにしています。今では未経験採用時の低い収入からもだいぶ安定してそれなりの給料を得ることができましたので、間違っていないのだと自負しています。
採用後のフィードバック
自分のアピールした経験や特性、加えて会社の求めていた人物像を含めていただいたフィードバックとしては、「とにかくやる気のありそうだった人」や「「採用したいです、大丈夫そうですか」に即答できるかどうか」などがありました。
未経験の人材を採用するにあたって、こういった部分や多く評価されるのはある程度間違い無いのだと思います。加えて、質問にちゃんと答えられるかや、素直にいろんなことを吸収してプロフェッショナルになっていくかどうかなども重要だと思います。
こういったフィードバックを受けて、そして後輩の指導なりに当たると、特に思います。一番期待を寄せられるのはどんな人か。
- 未経験が故に、とにかくアドバイスを実行できる謙虚さ
- 教えられたことをしっかりと吸収し、垂れ流さない
- とりあえずやってみるができる
- コミュニケーションがちゃんと取れる
- 質問に答えられる
- 質問ができる
- 雑談ができる
などなど。未経験が故に、初めから高度なことを求められることは稀でしょう。新卒に特別なことを期待しないですよね?そんな時、こいつ頑張っているな、と継続的に評価される新卒の人材は言われたアドバイスをしっかりと実行できていたり、一度言ったことを何度も聞かなかったり、ちゃんとコミュニケーション取られる人ですよね?これは未経験データサイエンティストでも同じで、むしろ転職組なら社会人経験がある分、できないとすぐ失格の烙印を押されかねないですよね。
上記を踏まえると、データサイエンティスト云々は一旦置いておいて、未経験で違う業種に挑戦しようとしている以上、積極的な謙虚が必要なんだと思います。言われたアドバイスや改善点、それを聞きにいくような姿勢や無駄にしない姿勢など、理想的な新卒になりきる気持ちを持つことが大事なような気がしています。理想的な新卒に、社会人の経験が添えられれば、きっと最高の同僚になれて、周囲の助けも得られながら成長していけるのではないでしょうか。
調べる中で知った未経験転職方法
例として、Twitterで知った、この方の未経験データサイエンティスト転職が最も王道だな〜という方を勝手に紹介いたします。
非常に参考になりますし、発信もしてくださっているのでかなり心強い存在かと思います。
こちら@chima_happy5さんです。そこまで長くない期間ですが、データサイエンティストになるまでをウォッチしてました。見事に転職を成功させて本当に素晴らしいと思いました。
資格の取得やデータ分析の独学などを積極的に行い、それを発信して継続的に行っている姿を陰ながら応援させてもらっていたので、うまくいったのを目にした際はかなり嬉しかったです。
この姿勢を見習いたいですし、本当に素晴らしいことだと思うので、未経験転職を考えている方は、ぜひこの方の背中を追ってみるのはいかがでしょうか?
まとめ
ということでまとめます。
未経験からデータサイエンティストに転職するにあたって・・・
- 絶対に必要なのは覚悟と行動力
- 採用には、さまざま要件があるが、未経験が故に学歴を見られることも多い
- 良いお手本を見つけて、真似しましょう
現在私の所属している会社も(すみませんが名前は出せません)未経験採用がベースです。探せば求人は絶対にあります。探して応募することをまずやってみると良いと思います!
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